市民のリビング・パイオニア コートハウス スクエア | Pioneer Courthouse Square
広場の南側にはいくつかのフードトラックが出ており、たまに変わり種のフードトラックが来ることも!
市民は階段に座り、ランチやコーヒー片手に、思い思いの時間を過ごしています。晴れた日は特にたくさんの人が広場に集まってきます。年間で300もの催し物も行われ、いつも賑やかで暖かな雰囲気の、まさに「ポートランドのリビングルーム」です。
Tanner Springs Park | タナー・スプリングス公園
ポートランドで一番好きな公園、タナー・スプリングス・パーク。
この公園は、レストランやリテールで賑わうパール地区(NW)の中心部に位置します。鉄でできたモニュメントで周辺が緩く囲われており、かつ、通りから数段低い場所に位置しているため、非常に賑やかな地区にありながら、一歩中に入ると、穏やかでリラックスできる空間になっています。
もともとこの地は工業地域で、その前は湿地帯だったそうです。廃材で作成された柵と、水辺のデザインが、この地の歴史を表しています。
日中は日差しが多いです。植物が作る影の内外にたくさんの座席、ベンチ、芝生スペースが設置されているので、お気に入りの場所を見つけて長時間座っている人もいます。
この公園は、1区画分(60m×60m)とそこまで大きくはないのですが、いくつかのエリアに分かれています(池エリア、 芝生のエリア、ウォーキングエリア)。 各エリアは、デザインパターン・舗装の素材・植栽の種類などが異なるため、まるで3種類の公園を訪れているような気分になります。
カーブする小道沿いには多種多様な植物が植えられており、次に何が出てくるのだろう?と探索するのが楽しくなります。右奥に少し見える池エリアと高低差があるのが分かるでしょうか?
都心に公園を作るメリットの1つとして、雨水管理ができることが挙げられます。
アスファルトに囲まれた都心では、雨水が自然に浸透してろ過される場所がないため、行き場を失った雨水がアスファルトの表面の汚れを取り込んで滞留し、ゲリラ豪雨の原因になることがあります。こうしたことを防ぐために、都心に公園や植栽を設置し、植物や土壌の持つ自然の仕組みを利用して洪水対策を行う「グリーンインフラ」が、日本でも注目を浴びてきています。
ポートランドは1980年代からこの技術に着目しており、タナー・スプリングス・パークも、雨水管理ができるようデザインされています。他にも、まちの至る所に雨水が浸透しやすい植栽が植えてあるなど、非常に先進的です。
グリーンインフラについては、別の機会に改めてポストしたいと思います!
先住民が生み出した「生物多様性」
ブリテッシュ・コロンビアの森の中に、突如として現れる様々な植物(ヘーゼルナッツ、アップル、クランべリー、サンザシなど)のパッチがあるそうですが、実はこれらは野生ではなく、かつて先住民が植栽したものだったことが分かった、という記事です。これらの植物は、先住民が土地を去って150年以上手つかずの放棄地になった今もなお生産を続け、周辺の生態系の多様性にポジティブな影響を与えているそうです。
The forest gardens were filled with plants that benefited humans, but they also continue to provide food for birds, bears, and insect pollinators, even after 150 years of neglect. It’s evidence that human impact on the environment can have long-lasting positive effects. “A lot of functional diversity studies have a ‘humans are bad for the environment’ approach,” Armstrong says. “This shows humans have the ability to not just allow biodiversity to flourish, but to be a part of it.”
”人間は、環境に悪い生き物だと捉えることが多いですが、それと同時に、長期的に環境にポジティブな効果をもたらせる存在でもあるのです”
”人間は、生態系の多様性を繁茂させられるだけではなく、その一部にもなれるのです”
(意訳ですが)↑の二文に、都市計画を志す者としてハッとさせられました。
まちづくりの過程の色々な決断が、10年、20年という単位ではなく、数百年後にも影響を与えることに改めて気づき、自分が想像するよりもっと長期的な視点が必要であることを感じました。
また、「環境に悪いことをしないようにしよう」とか、「環境に優しく」といった意識は持っていますが、上記の先住民は、それを超越した「環境にプラスの効果」をもたらしていたんですね。自然と調和しながら、そして、数代先の子どもたちのことを思いながらサステナブルに生きる先住民の考え方は、流行りの「SDGs」の原点なのかもしれません。
ポートランド・ダウンタウンの都市デザイン
ポートランドは、ウィラメット川を挟んで東西に街が発展しています。1970年代、政府は、ウィラメット川沿いの高速道路を拡張するという計画を立てました。これに対し、市民は反対運動を起こし、高速道路の建設計画は中止となりました。これを受けて既存の高速道路も撤去され、高速道路の拡張のための予算が残りました。自治体は、残った予算を公共交通機関の整備に転用し、路面電車やバスを整備しました。
まちの骨格 - 道路:格子状 or くねくね
ポートランドは左下ですが、ご覧の通り、1ブロックの大きさが一番小さく、一辺は約60mで、だいたい1分歩くと次のブロックになります。一番下の真ん中、ソルトレークシティと比較すると歴然です!ソルトレークシティの街区はアメリカの主要都市の中で最も大きいサイズだと言われており、一辺は約200mもあります!
PSUの寮 - Broadway
PSUの寮のうち、Broadwayは比較的新しい寮のようです。公式動画はこちら↓
Portland State Housing: Broadway Double Dorm
私は「ルームメイトなしのシングル」を希望し、希望通りにシングルが割り当てられたんですが、部屋に入ると、
べ、ベッドが2個ある・・・
机もチェストも2個ある・・・
ホテルのツインルームをシングルユースする感じでしょうか。大学のHPには「そういう場合もあるよん」とは書かれてましたが、まさかそれを引いてしまうとは。。(まあどっちが主流なのかは謎ですが)
入居当初は、部屋を広々使えないことを悲しんでいたのですが、だんだんと快適になってきました。そもそも2人部屋なので部屋もそれなりに広いし(9〜10畳くらいかな?←適当)、ソファやテーブルといった家具を買う必要もなくなったし、テーブルもチェストも2個あるとわりと便利なので、まぁよかったかなと思ってます。(ベッドだけは2個もいらん、って感じですが、ま、家族とか友達が泊まりに来た時に活用しようと思います)
ちなみに、部屋に蛍光灯はありません。というか、天井にシーリングソケットもありません。ということで、入居日にTargetで「一番安くで一番明るい置き型のライト」を11ドルで買いました。安。
バスルームはこんな感じ。左にシャワー、水圧はやや物足りないです。鏡の位置が高すぎです(アメリカンheight)。でも同級生には190cm超えが何人もいるので、彼らでも生活できるような配置ってことなんだろうなー。
キッチンはこんな感じ。お皿適当に置きすぎw
作業スペースは広いけど、シンクは狭い。後ろにもスペースがあるのでそこに電子レンジなどを置けます。電熱コンロ(しかも1つ壊れてる)なのは残念ですが、まぁアメリカだし寮だししょうがないか。
冷蔵庫は、ホテルにあるような冷凍庫一体型の小さめサイズです。ただ、冷凍庫部分が極狭&異様な速さで霜が降るので、別途小型の冷凍庫を購入しました。
クローゼットもあります。ハンガーラックの位置が高すぎて(アメリカンheight)、手が届きづらいのが玉にキズ。
そのほか。
★床(裸足で過ごせるか問題)
床はコンクリート?という感じで、入念に拭き掃除をして、靴をぬいで過ごしてます。(ミシガンの寮のフローリングは異様に汚くて、ずっとクロックスorスリッパを履いてました。)
でもやっぱり素足だとひんやりして落ち着かないのでカーペットを敷く予定。すでに購入して1ヶ月たちますが、まだ敷けてない・・・。時間と気力が揃うことがあまりなくて・・・。
★静かさ
壁はそれなりの薄さなので、隣人の声やテレビの音はまぁまぁ聞こえます。お隣はパリピくんらしく、毎週土曜の夜は2時過ぎまで楽しそうな声が🤗楽しそうで何よりだね🤗
あと、玄関のドアの下には広めの隙間(新書を2冊重ねてもスッと通るくらいの隙間)があり、廊下の声がめちゃ聞こえます。今も、誰かの溜息がクリアに聞こえてきました。この隙間はまじで謎・・・
★家賃
家賃は約1,000ドル/月なので、ダウンタウンにしては安いです。ただ、市場価格よりめちゃめちゃお得!というわけではないです。あと300~400ドル頑張れば、結構いいところに住める。立地を多少犠牲にすれば1,000ドルでもどっか住める。って感じですかね。
私の場合、
・2年で帰るので家具付きがいい
・大学に極限まで近いところがいい
・バスルーム、キッチンが部屋の中についてるところがいい(共有はいやだ)
の3点が外せなかったので寮がベストでした。
これらがなければ、せっかくポートランドにいるんだし、面白そうな地域に住んでみるのも楽しかっただろうな〜とほんのり思います。同級生(全員アメリカ人)で寮に住んでる人は今の所いないようですw
肝心の授業などについては、学期が終わってからじっくり振り返ろうと思います…。
日本から持って来たもの
渡米の際、日本から持ってきたものをご紹介します。
船便などは使わず、スーツケースとバックパックに以下の物をパンパンに詰め込んで持ってきました。
<日用品・健康関係>
◾️ウェットティッシュ
◾️ポケットティッシュ
◾️マスク
◾️コンタクト
◾️コンタクト用品
◾️歯ブラシ
◼️歯磨き粉
◾️爪切り
◾️生理用品
◾️シャンプー
◾️洗濯ネット
◾️裁縫セット
◾️常備薬(ロキソニン、胃薬)
◾️処方薬
◾️塗クスリ
◾️冷えピタシート
◾️救急セット(絆創膏、ガーゼ、湿布)
◾️目薬
◾️虫刺され
◾️化粧水 ※アメリカには化粧水はほぼ売ってません!(拭き取り化粧水は売ってる)使い慣れたものをたくさん持っていくか、現地のクリーム方式に慣れるか、どちらかになると思います。
◾️メイク落とし
◾️ヘアアイロン
◾️ヘアオイル
◾️日焼け止め
◾️化粧品
<電化製品>
◾️カメラ、充電器
◾️キンドル、充電器
◾️電池
<食関係>
◾️包丁(絶対にGLOBALがよかったので持参)
◾️鍋(こだわりがあったので持参。厳重に包んでバックパックに入れてたものの、衝撃によりちょっと歪んでしまった。。)
◾️まな板(めっちゃ薄いやつ)
◾️軽量カップ(預入荷物の中で割れてました。。)
◾️菜箸
◾️お箸
◾️日本食(お米900g、カレー、だしの素、オタフクソース、ふりかけ)
<書類・文具>
◾️重要書類
◾️国際運転免許証
◾️証明写真
◾️文房具(ジェットストリーム、フリクション、消しゴム、蛍光ペン)
◾️クリアファイル(たくさん)
◾️カイロ
◾️本(都市計画)
<服・カバン>
◾️服(Tシャツ8枚)
◾️服(ジーパン3本)
◾️ワンピース(1着)
◾️スニーカー(1足)
◾️クロックス
◾️アクセサリー(かさばらないので、好きなだけ)
◾️ショルダーポーチ
◾️サングラス
◾️水着
◾️ラッシュガード
◾️ハンカチ
◾️タオル
◾️折り畳み傘
<機内持ち込み>
◾️I-20
◾️Eチケット
◾️パスポート
◾️ぬれマスク
◾️アイマスク
◾️トラベルピロー(手動で空気を入れるタイプ)
◾️携帯
◾️携帯充電器
◾️財布
◾️クレジットカード(数枚)
◾️マネパカード
◾️PC
◾️PC充電器
<お土産>
◾️おみやげ(お茶、マステ、扇子、ポケットティッシュ)
◾️抹茶のキットカット
◾️ラッピング材料
<持って来ればよかったもの>
◾️インナー各種
※ヒートテックとか汗取り付きインナーのような”工夫された安くて高品質なインナー”はあまり売っていない印象です。
◾️電子辞書
※現地で購入という選択肢はほぼないので、日本から輸入するしか無いのですが、時間がかかるし輸送費も結構高いです。。マストではないですが、授業中やフィールドワーク中にちょっと単語を調べたい時など、やっぱりあると便利です。
高機能なタイプを購入して持っていけば間違いないと思います。
◾️IELTSのライティング資料
※意外に(?)論文を書く際に役立ちます。書いていけば慣れるのかもしれませんが、私は現時点ではまだまだ表現の幅が狭いので、IELTSのライティングの模範解答や自分でまとめたノートなどを参考にレポートを書いてます。
◼️防水/雨の日でも履ける靴
※日本人は欧米人に比べて足幅が広いらしく、現地でぴったり合う靴を探すのは難しいです。サイズの見当もつかないのでネットショッピングも難しい。。ということで、めちゃかさばりますが、靴はいくつか持って来ればよかったなと思いました。
◼️服
※現地でも購入しましたが、やっぱり素材やサイズがしっくり来ない…。日本で売っている洋服のクオリティと安さに慣れてしまうと、現地の洋服はちょっと効用低めです。。お気に入りのものがあれば持ってくるべしです。
日本だとそこら中に100均があるので、「安くてクオリティそこそこのもの」がいつでもどこでも買えますが、アメリカにはそういう効用高めなモノがあんまり無いです、、、。アメリカ式100均もありますが、日本のような”工夫されたいいもの”はあまりないなという印象です。。
大きな都市だとダイソーがあるみたいですが、残念ながらポートランドにはないので、いつか、シアトルのダイソーとユニクロに行くことが最近の夢です笑
アメリカの大学生のパソコン事情
渡米前に、新しいノートパソコンを購入したのですが、その際、macにすべきかwindowsにすべきか、Officeを購入すべきか、などなど悩みました。
macじゃないと出来ない作業がある訳ではないので(逆も然り)、どっちでもいいと思います。
ただ、ミシガン大の大学生はほとんどがmacbookユーザーでした。授業中も、寮でも、スタバでも、かなりの確率でmacを使っています(体感85%くらい)。
→修正:ポートランド州立大のMURP(都市計画学)の学生は、体感70%くらい。Macユーザーじゃない人々は、画面の大きさを重視している・スペック重視の人が多めな印象です。
結局、どっちでもいいけど、Macbookを使っていれば無難かなー、程度です。それと、万が一パソコンが壊れた場合、Macbookの方が修理に出しやすいかなと思います。
私はMacBook Airより解像度の高いMacBook Pro 13を使っています。レポートを書いたり2つのファイルを並べて作業する時は、解像度が高いパソコンにしてよかったなと思います。
★よく使うソフト・アプリケーション
Officeを入れずに渡米したので、「グループワークできなかったらどうしよう」「パワポすらない役立たずっていじめられたらどうしよう」とかドキドキしてたのですが、今の所全く困っていません。
なぜなら、講師も、グループワークでも、GoogleドキュメントやGoogleスライドを使うことが多いからです。
特にグループワークの時はGoogleスライドが最強です。みんなの作業状況がリアルタイムに更新されるので、「最新版のパワポで作業してたら、途中でAちゃんが新しい版を送ってきた!反映させるのメンドくさい!」みたいなことが起こりません。
みんなで分担して1つのパワポを作成する時は本当に便利です。
ミシガン大学の学生用ポータルサイトでは、通常の提出用のタブの他、自分のGoogleドキュメントにアクセスしてフォルダをアップロードできるタブまでありました。(ポートランド州立大はGoogleドキュメントで宿題を提出することが物理的にできないので、適宜Wordなど or PDFにエキスポートして提出しました)
ちなみに、ポートランド州立大は学生であればMicrosoft Officeが無償でダウンロードできました。なので、オフィスソフトの購入は留学後でも構わないかもしれません。
ということで、私の結論としては、
・Microsoft Officeはほぼ必要ない、Googleのオフィスソフト最強
です。
ミシガン大学の寮(Northwood)
ミシガン大学は大学周辺に複数の寮があるようです。
私は「単身の大学院生用の寮」で申し込んだところ、Northwoodの寮が割り当てられました。
Northwoodは、大学のセントラルキャンパスからバスで20分、ノースキャンパスの北側に位置しています。東には世帯用の寮もあり、敷地は結構広大です。
単身用ではありますが、結構広い。
玄関入るとすぐに7畳くらいの空間。1辺90cmの机とスタッキングされた大量の椅子w
その後ろには3〜4人がけのソファと机、勉強机まで!
キッチンも割と広く、後ろには棚と冷蔵庫も付いてました。
ちなみに、シンクはディスポーザーつき。電熱コンロの下にはオーブンも付いています。
寝室はシングルベッドと大きめのシェルフ+棚。その奥にはトイレ+洗面所+シャワーの部屋。
部屋も広いし、窓は中庭に面しており、日当たりもいい感じです。
下の写真は、晴れの日はロールカーテンを上げて日光に当たりたいのだけど、そうすると、中庭を通る通行人と目が合って気まずいので、シャワーカーテンを移設して来た図。笑
ただ、当然のことながら、室内は土足の模様で、そんなに綺麗ではないです。日本から持って来たスリッパが役に立っています。
最初は「土足とかイヤ!裸足で歩き回りたい!」と強く思っていましたが、忘れ物しても靴のまま取りに戻れるし、土足、結構合理的で便利じゃん、と思ってきていますw
次回は日本から持って来たものなど。
サマースクール@ミシガン大学
サマースクール(英語の勉強)のため、ミシガン大学に来ています。
ミシガン大学の付属機関のEnglish Language Instituteが提供しているサマープログラム「English For Academic Purposes」を受けています。
これは、主に大学院に入る留学生向けに作られたプログラムで、アメリカの大学で授業を受けるために必要な技術などを学びます。今年度は、7月2日〜8月10日まで。
https://lsa.umich.edu/eli/summer-programs/english-for-academic-purposes.html
生徒の内訳はこんな感じ。MPP(Master of Public Policy)に進む学生が多いです。
・日本人 6人
・中国人、台湾人 3人
・タイ人 3人
・韓国人 2人
・ドイツ人 1人
・イタリア人 1人
ミシガン生活のことも記して行こうと思います。